川崎学園 創立50周年記念誌
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総合教育センターの組織 総合教育センターは、本学の初年次教育や基礎教育を担う部門と、教育研究活動を支援する部門の合わせて4部門(医学教育・基礎教育・語学教育・教育研究支援)から成り、さまざまな分野の教員とAV機器を取り扱う専門職員など、個性豊かなメンバーで構成されている。心・知・体すべてに優れた医療福祉人への成長の根幹を担うという思いを共有している。基礎教育科目初年次教育プログラムの中核を担う「医療福祉分野」をはじめ、「教養」「国際コミュニケーション」「健康・体育」「情報」「総合」の6つの分野で構成。また、コミュニケーション能力を高めるために「文章表現」や「基礎英語」を必修としている。スターツアワー(Standard of Academic Requirements for Technical Subjects)医療福祉の理念を実践できる人材育成を目指した多彩なプログラムで構成。学園創設の精神を学ぶ講義に始まり、総合医療福祉施設「旭川荘」での研修、附属病院などの見学を実施。学習スキルの習得や安全で充実した学生生活を送るための講習などを含む。ラーニングサポートセンター(LSC: Learning Support Center)学生の学習意欲や基礎学力を向上させる総合的な学習支援を行うことを目的に2018年に新設。国語・数学・英語・理科の基礎教育科目を中心に個別指導や企画講座を実施。NIE実践指定校として「新聞カフェ」を開催し、学生グループがオリジナル新聞を作成するワークショップを行っている。多様化する学生に対し、「自習スペース」も含めた新たな形の学びの場を提供している。98企画講座「新聞カフェ」「自習スペース」での学習風景旭川荘研修「医療と福祉」「入門医学概論」「人ひと間をつくる 体をつくる 医療福祉学をきわめる」ための礎を築き、人間性豊かな医療福祉人への第一歩を踏み出す——総合教育センターによる教育活動—— 良き医療福祉人の育成には、本学学生すべてが「医学」「医療」「福祉」の専門知識を備え、学園の一員としてのアイデンティティーと自負を持つことが基盤となる。従来の「基礎教育科目」や新入生行事等の意義や目的を、大学理念に照らし合わせて再編、「初年次教育」という形で教育の中へ組み込み、学部・学科の枠を超えて共有することとした。豊かな心と健やかな体を育み、大学生に必要な学力を身につける初年次教育

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