川崎学園 創立50周年記念誌
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作業療法学科 リハビリテーション学部104【学科のあゆみ】 1995年 医療技術学部リハビリテーション学科作業療法専攻として開設       2019年 リハビリテーション学部作業療法学科に改組(新学部・学科設置)作業療法士の資格を基に、専門知識と技術をもって、対象者の「その人らしい」生活の実現に貢献できる人材を育成 リハビリテーションを推進するチームの一員として、対象者に寄り添い、作業を通して対象者を笑顔にできる作業療法士の育成を目指している。作業療法研究Ⅰ 入学後早期に、附属病院で作業療法の臨床場面を見学し、文献研究を行い発表する。基礎医学科目における知識習得の重要性を再認識することができる。臨床基礎実習AⅡ教員が附属病院で担当している患者に協力を依頼し、実施する実習科目。身体障害に対する作業療法の評価から問題点の抽出、目標設定、治療計画立案、治療プログラム実施までを行う。日常生活活動学実習日常生活上の動作について、障がいにあわせた適切な指導方法や介助方法を実践的に学ぶ。福祉用具の適応や住宅改修を含めた生活環境の工夫も併せて学習する。基礎作業学実習Ⅰ臨床場面でよく用いられる作業活動について、その工程や用具、治療的応用、管理を学ぶ。作品製作を通して、作業が心身に与える影響について考える。Time travel ~歴史を感じる懐かしいモノ~骨・筋口頭試問 解剖学の試験の一つであり、大学入学後最初の試練となっている。骨や筋の模型を使い、一つ一つの名称や場所を確認し、その作用について学習する。試験官に尋ねられ、緊張して頭が真っ白になった学生も数多い。電気炉(1995-) 基礎作業学実習における陶芸制作に使用していた。どの筋がどの程度作用するのかを考えつつ土を練り、ロクロやたたらを使って成形した後、素焼きを行う。その後、釉薬で色をのせ、本焼きを行う。火入れをした日は教員が朝まで居残り安全管理に努めた。数日後の窯出しは、作品が割れていないか、色が飛んでいないかとドキドキワクワクだった。

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