川崎学園 創立50周年記念誌
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臨床検査学科 医療技術学部臨床検査の確かな知識や技術を習得し、豊かな人間性とコミュニケーション力を備え、自ら学びを継続できる人材を育成107Time travel ~歴史を感じる懐かしいモノ~ 知識と技術、検体や検査機器の取り扱いを習得し、高度化する現代医療が求める検査法・検査サービスの多様性に応じて自己研鑚力を発揮し、かつ倫理観を備えた専門的医療技術者である臨床検査技師を目指す。旧ワッペンワッペン授与式 医療短期大学臨床検査科として開設以来、実習着「緑衣」は何度かデザインを変更しているが、前身の学科カラーであった「緑色」は継続。「ワッペン」は3年次生が「ワッペン授与式」で授与される、病院実習を行うことを許可された証。医療福祉大学に改組後、2019年にさらにリニューアルした。各種臨床実習(病院実習)病院の中央検査部において各部門(血液、生化学、免疫、生理機能、微生物、病理など)を少人数グループで回る、臨床現場での実習。患者への接遇態度も学ぶ。神経生理・超音波検査学実習脳波・筋電図検査や超音波検査の原理や検査の方法、波形と病気との関連付けなどを学ぶ。病理検査学実習メスで薄切した臓器をスライドガラスの上で染色するという工程や原理を学ぶ。また、特殊な染色により、組織や細胞の何がどのように染まるのかを学び、疾病と関連付けた学習を行う。【学科のあゆみ】 1973年 医療短期大学臨床検査科として開設       2017年 医療福祉大学医療技術学部臨床検査学科に改組医療短期大学実習室と器具乾燥棚(1975-2018)血液検査学臨床実習附属病院中央検査部血液部門での実習。血液中の成分(白血球や赤血球など)の数や形態・機能の検査や病気との関わりを現場で実践的に学ぶ。新ワッペン(医療短期大学210実習室)昭和49年度生オリエンテーション・基礎実習風景昭和50~52年度生基礎実習で作成中昭和50年度生頃の学生が手作りし、2018年まで、約40年にわたって使用。器具や容量によって異なる径の穴を開け、メスシリンダーなどをかけて乾燥できるようにしていた。2012年 血液検査学実習風景顕微鏡が進化している(医療短期大学210実習室)(器具乾燥棚)Since 199川崎医療福祉大学

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