川崎学園 創立50周年記念誌
110/244

診療放射線技術学科 医療技術学部最新医療に対応できる専門的かつ実践的な知識と技術を身につけた診療放射線技師の育成108 医療技術の進歩に対応できる継続的学習能力と探求心を培う。さらに、豊かな人間性と高い倫理観、さまざまな課題に対応できる問題解決能力とコミュニケーション能力を持った医療人を育成する。現ワッペン旧ワッペン授章式・臨床実習開始式 授章式では、臨床実習への参加を許可する証として、学生一人一人にワッペンが授与される。医療短期大学の頃から40年以上続く、学科の伝統行事である。医療福祉大学1期生からワッペンのデザインをリニューアルした。レントゲン博士像 医療短期大学時代から鎮座する「レントゲン博士像」。レントゲン博士によるX線の発見によって、診療放射線技師の仕事であるX線撮影が始まった。学科を象徴する偉人であり、第1回ノーベル物理学賞の受賞者である。診療画像技術学基礎実習臨床実習の一環として学内で行う実技練習。X線撮影の基本である骨撮影のポジショニングや、人体ファントムを撮影したX線画像による解剖学の学習、超音波検査や無散瞳眼底カメラ検査など、さまざまな手技を習得する。医学概論入学早々の1年次春学期に、附属病院中央放射線部で臨床現場を見学し、診療放射線技師になる自覚と勉強への意欲を奮起させている。 放射線機器工学基礎実習医療画像の画像処理法や、CT画像を用いた画像再構成・3次元画像表示法など、診療放射線技師として必要な画像処理法や画像解剖学について学習する。【学科のあゆみ】 1977年 医療短期大学放射線技術科として開設       2017年 医療福祉大学医療技術学部診療放射線技術学科に改組Time travel ~歴史を感じる懐かしいモノ~35mmモノクロフィルム現像セット 学生たちはアナログ画像の写真処理を学ぶため、カメラで撮影したモノクロフィルムを現像し印画紙に焼き付け、写真画像を作成していた。デジタル画像が当たり前の現在では懐かしい品である。直線軌道断層撮影装置  この装置は人体の断面像が撮影される原理を理解するため、学内での基礎的な実験や実習で活躍していた。しかし「X線CT」の普及により全国の医療施設から姿を消し、学内でも必要性がなくなっていった、今となっては懐かしい装置である。画像化技術の進歩とともにトピックスTopics

元のページ  ../index.html#110

このブックを見る