川崎学園 創立50周年記念誌
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臨床工学科 医療技術学部医学と工学を基礎とする臨床工学の知識・技能と、科学的思考力および医療従事者としての倫理観を身につけた臨床工学技士の育成 豊かな教養と高い倫理観に裏付けられた医療従事者としての感性を有し、医学と工学を基礎とする臨床工学の知識と技術を兼ね備え、さらにそれを維持・発展できる人材の育成を目指す。 生体機能代行装置学実習 臨床工学技士の業務で中心的に取り扱う、呼吸・循環・代謝に関わる装置について、実際の医療機器を使用し、使用目的や使用方法についての理解を深め、スキルを身につけるとともに、保守点検技術も習得。治療機器学実習治療目的や治療原理を理解するとともに、それぞれの装置の基本的な操作方法や点検技術を学ぶ。写真は、電気メスを使用している様子。生体計測実習生体計測概論・詳論の講義で、理論を学んだ生体計測の方法を実習を通じて実際に確かめ、その知識や取り扱い方法を身につける。基礎理工学実験臨床工学に必要な物理学の知識向上を目的とし、力学の現象を実験を通じて理解する。写真は、「ペットボトルロケット」を製作して飛ばす実験の様子。109【学科のあゆみ】 1988年 医療短期大学医用電子技術科として開設(1999年 臨床工学科に学科名変更)       2007年 医療福祉大学医療技術学部臨床工学科に改組Time travel ~歴史を感じる懐かしいモノ~医用テレメータ(アナログ式)  地上波デジタルテレビ放送や携帯電話など、通信にデジタル方式が採用される以前に活躍した、アナログ式の生体計測モニタ。扱う機器がアナログからデジタルへと変わっても、テレメータのチャンネル管理は、昔も今も臨床工学技士の重要な仕事の一つである。 臨床実習開始式 臨床実習へ臨むことのできる証として、3年次に臨床実習開始式を行う。実習開始に向けて、卒業生や職員からアドバイスや激励の言葉を受ける。 Since 199川崎医療福祉大学

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