川崎学園 創立50周年記念誌
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臨床栄養学科 医療技術学部臨床栄養学の高い専門性を生かし医療福祉分野において全人的な栄養管理を実践できる管理栄養士を育成 急速に進行する少子高齢社会にあって、食生活・栄養管理の課題は重要性を増している。社会の要請に応えられる、豊かな人間性、臨床栄養を軸に幅広い専門知識と経験を備えた人材の育成を目指す。110臨床栄養学実習、病態栄養管理実習糖尿病や腎臓病等の病態を理解し栄養管理のあり方を学ぶため、ベッドサイドでの患者情報の収集や、食事内容の検討、栄養指導方法を体験する。病気の診断のための検査の見学や、チーム医療についても体験し、コミュニケーションスキルを磨く。管理栄養士概説1年次春学期に小グループで病院管理栄養士のさまざまな役割(フードサービス、栄養相談、透析・糖尿病・消化器疾患などの栄養管理等)を見学し、4年間の学修の動機付けとする。健康管理実習近隣地域における健康や栄養についての課題解決のため、「健康教室」を開学以来継続して行っている。学生は自ら課題を整理し、開催内容を企画・提案する。地域住民と直接関わることで、地域における栄養活動の運営方法について学ぶ。【学科のあゆみ】 1983年 医療短期大学栄養科として開設       1991年 医療福祉大学開学と同時に医療技術学部臨床栄養学科に改組Time travel ~歴史を感じる懐かしいモノ~調理実習室の包丁 開設以来、調理実習で使用されてきた包丁。研ぎながら大切に使用されてきたが、2018年に新しいものになった。この包丁を使って行ったキュウリの小口切りの実技試験は、卒業生の懐かしい思い出となっている。臨床栄養学科を鼓舞する横断幕(1998-) 1998年に、大学院修士課程臨床栄養学専攻修了生(1期生)から、臨床栄養学科のこれからの発展を期待して贈られた「横断幕」。学科の歓送迎会や祝賀会などで掲げ、思いを一つにしている。変わらないこと 医療短期大学時代から行われてきた長期間の臨地実習。現在も3年次秋学期に病院、福祉施設、学校、保育園、保健所などの施設で21週間の実習が行われている。臨地実習開始式1983年〜2018年〜

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