川崎学園 創立50周年記念誌
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医療介護福祉科 Since 197川崎医療短期大学127医療に強い介護福祉士を育成 川崎学園ネットワークの豊富なスタッフと充実した教育環境を活用して医療と介護の連携について学び、医療の知識を備えた介護福祉士の育成を目指している。介護技術本学科では利用者の尊厳を守り、自立支援や自己実現に向けた安全・安楽な介護を行うという「介護の基本理念」を念頭に置いている。コミュニケーション力や観察力を高め、介護福祉士に必要とされる支援方法を学ぶ。少人数による個別の演習を通じて、個々の利用者の思いに添ったケアについて考える。生活支援(食生活)食生活支援も重要な要素となる在宅実習を行う前に、栄養バランスが整った、衛生的でおいしい食事を作ることを目指し、調理の手法や食材の調理法を基礎から学ぶ。高齢者や障がい者の健康状態や咀嚼・嚥下能力に応じた食事を提供できるようにする。介護実習開始式1年次は初めての集中実習の開始前に、介護技術の習得や利用者との関わり方などについてそれぞれの意気込みを述べ、宣誓する。人体の構造と機能介護の基礎となる、人体の構造と機能について学び、理解を深める科目。講義で学んだ内容を、現代医学教育博物館で模型や実物標本を見ながら確認し、さらに理解を深める。介護実習Ⅲ(在宅実習)週1日10週間、利用者の家で行う全国的にも珍しい形態の実習である。普段の生活環境の中で人間関係を築きながら支援を続け、その人らしい生活とは何かを学ぶ。食の好みや嚥下状態を把握しながら調理も行う。インターンシップ(就業体験)2年次は老人福祉施設等での実習を行う一方で、夏休みには総合医療センターの病棟でインターンシップを体験し、病院における介護福祉士の仕事について学ぶ。【学科のあゆみ】 2001年 介護福祉科として設置        2012年 医療介護福祉科へ名称変更Time travel ~歴史を感じる懐かしい写真~学科のシンボル「福太郎さん」 学科の歴史を、定位置である介護実習室から見守り続けてきた男性入浴介護実習モデル「福太郎さん」。 入浴介助、着脱介助やおしめ交換、体位変換等、学生の介護技術向上に大きな役割を担っている。

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