川崎学園 創立50周年記念誌
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かわさきこども園園長 三宅 美智子 川崎学園では、女性の活躍の場の広がりに伴い、子育て支援の重要性が増す中、2005(平成17)年に川崎医療短期大学医療保育科を開設し、医療の専門性を備えた保育者の養成を行ってきた。また、2017(平成29)年には川崎医療福祉大学に子ども医療福祉学科を開設し、4年制のカリキュラムのもと、さらに専門性の高い保育士、幼稚園教諭の育成を開始した。こうした中、2016(平成28)年、新しいこども園の開設に向けて舵を切ることとなった。 短期間の準備であったが、2017(平成29)年3月に着工し、2018(平成30)年4月に開園した。 以来、「未来(いま)を、よりよく生きる子ども」「自分を大切にし、ひとを愛する子ども」「伸び伸びとして、健やかな子ども」「素晴らしいことに出会い、感動できる子ども」を目標に、地域に根差した園経営を行いながら、子どもの健やかな成長を応援している。 かわさきこども園は、保育者はじめ医療福祉の専門職を目指す学生たちのさらなる教育環境充実のための実習施設としての役割も担っている。志を持った学生と園児が同じキャンパス内でその存在を感じ触れ合うことで、お互いの成長に大きな相乗効果が生まれている。 かわさきこども園は、これからも保育士・幼稚園教諭養成校を擁する学園としての専門性を十分生かすとともに、医療・社会分野での専門性も加えて、子ども一人一人を大切にした教育・保育を実践していく。基本理念人ひ間とをつくる体をつくる生涯にわたる知の基盤をつくる―設立の想い―子どもたちの健やかな成長を支援するとともに医療福祉の専門職を目指す学生たちの実習の場としても期待

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