川崎学園 創立50周年記念誌
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作業療法学科 Since 197川崎リハビリテーション学院151トピックスTopics技術論実習臨床場面で必要な援助方法を学ぶ実習科目。疾患の特性に応じた日常生活動作の方法やさまざまな福祉用具の使用方法を体験する。治療用のスプリント(装具)や自助具の作製法を学び、実際に作製する。身体障害治療学Ⅴ主に義手と上肢装具の適応や目的について学ぶ。講義の中で実物を手に取ったり、ダンボールで仮義手を作成したりしながら、部品の役割や操作法などを実感。臨床実習Ⅰ1学期に「評価実習」で身体機能や認知機能、社会背景も含めて患者をとらえる。2〜3学期には評価に基づいて治療・援助計画を立て、実施する。実習ごとに教員へ質問したり指導を受けたりしながら考え方や治療技術について学ぶ。豊富な実習で質の高い作業療法士を育成 作業療法士に必要な人間への興味や思いやりを身につけるとともに、具体的な援助として実施するために必要な知識と技能を習得する。さらに、自ら学ぶ向学心も育てる。基礎作業学実習手工芸を体験し作品を作り、それらの体験が身体運動や認知機能、心理的側面へ与える効果や影響について分析する。作業療法の場で行うさまざまな活動の目的を学ぶ。骨・筋の口頭試問〈1年〉 運動器に関する知識を身につけるため実施。筆記試験ではなく、実物模型を前に教員から出題される口頭試問は、学生にとっては大きな試練である。実習開始式〈2年〉 「臨床実習Ⅰ」の開始前に実施。附属病院長、療法士長からの訓示や、学生の代表者による宣誓などを行い、学生たちは臨床現場での実習に向けて一層気を引き締める。

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