川崎学園 創立50周年記念誌
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Time travel ~歴史を感じる懐かしい写真~156百聞は一見に如かず 百読は一見に如かず 現代医学教育博物館(メディカルミュージアム)は、創設者川﨑祐宣(初代館長)の発案により、学園創立10周年記念事業として1981年に開館した。医学生、医療福祉系学生・従事者のほか、一般市民にも“実物に触れられる体験型博物館”として利用されている。 世界でも珍しい現代医学の博物館として、開館以来、川﨑祐宣の提唱する『百聞は一見に如かず、百読は一見に如かず。ゆえに実物標本や動く模型を中心とした、視聴覚に訴える展示を行うこと』を理念に活動している。 展示の中心である臓器等の実物標本は、現在約5,000点を収蔵している。模型やパネル、デジタル展示等は、職員が創意工夫を加え、日進月歩の医学・医療技術と展示方法の進歩に伴って更新している。 現代医学教育博物館開設当時のパンフレット2019年1986年⃝2階展示室体の仕組みや病気・医療についてのユニークな展示で、幅広い世代の一般市民が来館している。別名「健康教育博物館」と呼ばれている。2019年1986年⃝4階展示室開館当初は医科大学の「ブロック講義」に沿った展示内容だったが、現在は1,800点の病理肉眼標本を中心に展示している。地域へ貢献 ― 「かわさき夏の子ども体験教室」などの特色ある取り組み―かわさき夏の子ども体験教室 2009年から「かわさき夏の子ども体験教室」を当館が中心となって開催。子どもたちに医学・医療への興味を呼び起こし、キャリア教育の一助として地域に貢献。 県内外から出張授業の依頼や産学官連携の取り組みなど、活動の幅が広がっている。出張授業

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