川崎学園 創立50周年記念誌
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地域連携・社会貢献168 川崎学園は、創設者川﨑祐宣の「医療・医学について、地域のあらゆる人々に開放し、また学園からも地域に出かけて住民の医療福祉に貢献する」という考えのもと、今日まで地域社会と連携し、学園各施設を通じて教育、医療、保健、福祉の分野に働きかけてきた。これは、学園の努力だけで実現できたことではなく、常に地域の方々による理解とあたたかい支援によって実現できた。これからも学園が50年間積み重ねてきた実績を地域や社会にフィードバックし、信頼され、必要とされる存在であり続けられるよう、地域に開かれた学園づくりを目指していく。  学園の各施設では、かねてから、医療・医療福祉のさまざまな専門家による公開講座を多数開催し、好評を博してきたが、創立50周年記念事業の一つとして各施設が“リレー形式”で行う「川崎学園市民公開講座」を2018年度から開催している。地元倉敷市の方々に日頃の感謝を表し、さらに身近に感じていただくために、倉敷市内の会場で、学長や病院長をはじめスタッフがまるごと “出張”して行う新たな形とした。誰もが気になる病気や医療についての最新の話題や、健康長寿に役立つ知識・情報などを、医療・医療福祉のスペシャリストがわかりやすく提供する講座として注目を集めている。第1回川崎学園市民公開講座で挨拶する川﨑誠治理事長(2018年) 医科大学医学展(学園祭同時開催)附属病院医学講演会(学園祭同時開催)医療福祉大学公開講座総合医療センター開院記念公開講座 医療短期大学公開講座1. 地域と共に歩む              公開講座ポスター医療・医療福祉のスペシャリストが地域へ ―公開講座の開催―

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