川崎学園 創立50周年記念誌
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170 川崎学園の学生は、ボランティア活動を通して、社会人としての基礎力や地域発信力を身につけ、将来、医療人、医療福祉人として地域や社会に貢献するためのさまざまな経験を積み重ねている。その活動は多岐にわたっており、各大学・学校それぞれの特色や強みを生かし、障がいのある人、子どもや高齢者などとの交流や支援をはじめ、災害復興支援や大学近辺の安全や美化など、学園内外の援助の手を必要としている場所で地道な活動を行い、人間力を育んでいる。中庄クリーンアップ作戦(医療福祉大学)ボランティアメンバーが2〜3コースに分かれ、大学周辺から中庄駅近辺の通学路や用水路等のゴミを集め清掃する活動で、年3回実施。地域住民とも挨拶を交わし、中庄の街をきれいにしている。盲導犬育成募金活動(医療福祉大学)盲導犬への理解と普及のため、毎年国際盲導犬デーと学園祭に合わせて、学生が盲導犬ユーザーと共に募金を呼び掛けている。ぬいぐるみ病院(医科大学)「ぬいぐるみ病院」は、子どもたちの医療への恐怖心を軽減させるとともに、体や健康について興味をもってもらうためにドイツで始まった。医科大学では2010年に有志の活動として開始し、現在はクラブとして「ぬいぐるみ診察」「医療器具説明」「保健教育」などの内容で、学内や地域のイベントで活動している。ボランティアセンター(医療福祉大学)医療福祉大学のボランティア活動の拠点。情報提供、活動のマッチング、相談援助、活動の企画・実施等を行っている。倉敷警察署と連携し、犯罪の未然防止、防犯意識向上、安全な地域づくりに取り組んでいる。定期的に医療短期大学から中庄駅までの区間を学生と教職員がパトロールし、同時に清掃活動、挨拶運動も行っている。川崎医療短期大学安全パトロール隊学生ボランティア活動 ―社会人基礎力や人間力を身につける―

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