川崎学園 創立50周年記念誌
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174今も受け継がれる創設者の精神年交流内容1977 アメリカ・ミネソタ大学医学部「友好・協力に係る覚書」締結1980中国・中華医学会上海分会から川崎医療短期大学への留学生受け入れが開始1982中国・北京第二医学院(現 首都医科大学)「医学および医学教育交流についての覚書」締結1984中国・上海中医学院(現 上海中医薬大学)「医学および医学教育交流についての覚書」締結1987中国・上海職工医学院(現 上海健康医学院 以下同じ)「友好大学提携協定」締結1996中国・上海職工医学院から川崎医療短期大学への教員受け入れが開始1999川崎医療短期大学の教員・学生による、中国・上海職工医学院への夏期師生訪問団派遣が開始2000 上海市衛生学校から川崎医療短期大学へ、正規生としての留学生受け入れが開始2002イギリス・オックスフォード大学グリーンカレッジ(現 オックスフォード大学グリーンテンプルトンカレッジ 以下同じ)と「友好提携覚書」締結2004 アメリカ・ノースカロライナ大学チャペルヒル校「学術協力提携書」締結2005イギリス・オックスフォード大学グリーンカレッジから川﨑明德理事長(当時)がHonorary Fellowの名誉称号受章オックスフォード大学「ラドクリフ・カメラ」の前で3.世界とつながる                  年交流内容2006カナダ・ヴィクトリア大学「学生の教育および教職員の研修に関する協力同意書」締結2007デンマーク・日欧文化交流学院(現 ノーフュンス・ホイスコーレ短期研修部) 「相互協力の協定書」締結2008中国・上海職工医学院から管理事務職員短期研修団の受け入れが開始2008イギリス・オックスフォード大学グリーンカレッジから川﨑明德理事長(当時)がRadclie Fellowの名誉称号受章2012イギリス・オックスフォード大学グリーンテンプルトンカレッジ「友好提携追加合意」締結2014カナダ・ヴィクトリア大学「生涯教育部門ELC間の英語研修プログラムに係わる協定書」継続締結(更新)2014オーストラリア・グリフィス大学「交流協定」締結2014ドイツ・フライブルグ大学「トラベルフェローシップレジデンシープログラム(TFRP)に関する同意書」締結2015中国・上海中医薬大学「友好大学提携協定」継続締結(更新)2016中国・上海健康医学院「友好大学提携協定」継続締結(更新)2016中国・上海中医薬大学創立60周年記念式典ならびに川﨑祐宣胸像除幕式へ川﨑誠治理事長らが参列2017インドネシア・アイルランガ大学「学術交流に関する合意書」締結〈国際交流のあゆみ〉 創設者川﨑祐宣は、学園創設期から欧米に医学教育視察団を派遣。自らも何度も参加し、海外における最新の医学教育について直接見聞きすることにより視野を広げ、従来の医学教育にとらわれない独自の教育方法が何かを探求し続けた。 学園の国際交流の歴史は、医学教育の礎を築くため、1977年、卒後臨床教育先進国であるアメリカ・ミネソタ大学と川崎医科大学との間に友好関係を締結したことに始まる。  1980年代には、日中平和友好条約の締結を機に中華医学会とも活発な交流が始まり、現在まで続く上海中医薬大学(当時 上海中医学院)、上海健康医学院(当時 上海職工医学院)等との友好提携を次々と締結する。  これらの友好提携は、学園開設以前の1956年、まだ日中の国交がなかった時代に、祐宣が岡山県学術文化施設の副団長として中国を訪問し、中華医学会に果たす自らの使命を自覚したことに起因する。友好提携は今も変わらず続き、留学生や教職員研修の受け入れおよび相互視察の実施、学園からの合同研修などを通して、さまざまな交流を展開している。  2000年代に入ると、川﨑明德学園長の尽力により英国オックスフォード大学グリーンテンプルトンカレッジ(当時 オックスフォード大学グリーンカレッジ)と「友好提携覚書」を締結。教員だけでなく医科大学学生の英国での授業への参加や、オックスフォード大学グリーンテンプルトンカレッジの学生の医科大学への受け入れなど、学生相互の交流も始まった。  このほかに、カナダ・ヴィクトリア大学、オーストラリア・グリフィス大学およびドイツ・フライブルグ大学と交流協定を交わしており、国際交流の輪が広がりを見せている。 国際交流 ―開学時代から受け継ぎ広がる交流の輪―

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