川崎学園 創立50周年記念誌
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創立50周年を迎えて思うこと、これからの川崎学園が目指す方向について、川﨑誠治理事長に聞いた。184■ 良き医療人、 医療福祉人育成のために 川崎学園を選び入学してくる学生たちは、皆、志を持って入学してきます。そんな学生たち一人一人を大事にし、学園の理念を身につけさせて世の中に送り出したいと思っております。 学園にはさまざまな学科があり、これほど多職種の医療福祉人を育てている教育機関は他にはありません。 現在、多職種連携教育の一環として、毎年4月に医科大学、医療福祉大学、医療短期大学、リハビリテーション学院の新入生を一堂に集めて、「川崎学園新入生合同研修」を行っております。 将来のチーム医療の担い手としてお互いの理解を深めてほしいとの思いで始めたのですが、それぞれによい刺激になっているようです。これからも横の連携をしっかりと取り、相乗効果でより質の高い教育を目指していきたいと思っております。 また、川崎学園の学生は医療人、医療福祉人を目指すわけですから、卒業後も一生学び続けなければなりません。それを支援するための生涯教育の場も、ますます充実させていきたいと考えております。そのため、各施設で開催される専門職向けのセミナーや、肩の力を抜いて学べる公開講座の開催情報など学園からの情報を提供・発信していく場として「KAWASAKI CLUB」をつくりました。 また、地域での保健・医療・福祉に貢献できる看護職の育成と看護職のキャリア支援のために「看護実践・キャリアサポートセンター」を立ち上げたり、現場を離れた医師、看護師などの復職支援のために「臨床教育研修センター」で研修を行ったりしているのも生涯学習の一環といえます。 学園内の施設の充実は常に心掛けております。近年では、「川崎学園総合グラウンド」整備や、50周年記念事業の一つ「川崎学園総合体育館」リニューアルなど、学生や教職員の“体づくり”の環境を整えてきました。 学生寮の充実には創設期から心を配っており、2017~2018年には、医科大学学生寮を全面的にリニューアルしました。また、このたび50周年記念事業の一つとして、「川崎学園学生寮(通称このはな寮)」を2019(令和元)年に開寮しました。学生たちが安心して学生生活を送りながら、寮という共同生活の中で協調性を養い、“思いやりの心を持った”より良い医療福祉人を目指してくれること■ 充実した学生生活を送るためにこれまでの50年、これからの50年Top Message

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