川崎学園 創立50周年記念誌
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23 医学教育に関して明德が築いた国際友好関係は数多いが、なかでもイギリス オックスフォード大学グリーンテンプルトンカレッジ〈GTC〉(旧グリーンカレッジ〈GC〉)との関係は深い。1983(昭和58)年、Lord Walton of Detchant(第二代グリーンカレッジ学長)との出会いから始まった友好関係は、2002(平成14)年、オックスフォード大学グリーンカレッジ・川崎学園「友好提携協定」へと結実し、両校間での教員の学術交流、相互訪問、留学生交換などが現在も盛んに実施されている。こうした長年にわたる国際医学教育に対する高い関心と情熱、実績が評価され、明德は、オックスフォード大学から2度にわたって栄誉ある「フェロー」(名誉教授の称号)を授与されている。 一方、中国との医学交流では、明德は副理事長時代の1983(昭和58)年、医科大学代表団を率いて訪中、上海中医学院(現 上海中医薬大学)、上海職工医学院(現 上海川﨑明德二代目理事長(現 学園長)夢の実現へ国際医学交流を促進GCを訪問(2008年8月)健康医学院)との友好協定を締結し、友好・交流を促進している。 また、学園において川﨑祐宣記念特別奨学基金を設立し、将来有望な若手研究者の海外留学を奨励。これまでに34名の卒業生が奨学金を活用し留学、大きな成果が得られている。上海職工医学院と友好大学提携協定を継続締結(1993年5月)上海職工医学院表敬訪問の際の寛ぎのひととき(2005年11月)オックスフォード大学総長(当時)Christopher Francis Patten卿から祝福を受ける明德(2008年8月)GTC Sir David Watson元学長と倉敷観光(2011年9月)

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