川崎学園 創立50周年記念誌
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72充実の卒前・卒後教育リアリティを追求した臨床教育研修センター「模擬病棟」附属病院の病棟を実習用に完全再現。スタッフステーション、病室(一般病室、ICU)などから構成。研修等での使用のほか、学園外からの見学者も多い。〔年間のべ利用者数:約26,000人(見学者含む)〕研修医オリエンテーション臨床教育研修センター卒後臨床研修センター 医療技術、スキルの習得や向上を支援するため、2007年9月に開設された。医療系学生の卒前教育をはじめ、医師、看護師、コ・メディカルなどすべての医療関係者に開かれている。充実した研修環境の中、学園のさまざまな部署が多岐にわたった研修を行っている。看護師の復職支援、内外の多くの方々への研修機会の提供等、地域医療へも貢献している。 「病気を診るのではなく人ひ間とを診る」という姿勢と高い共感性、人間愛にあふれた医療を具現化できる研修医の育成を行うため、初期研修全般を総括する役割を果たしている。魅力的な研修プログラムの設計をはじめ多岐にわたる業務の他、充実した臨床研修実現のため日常的なニーズにもきめ細かく対応。各種シミュレーショントレーニングを定期的に実施してスキルアップにも取り組んでいる。明日の良き医療人を育成する「川崎塾」「良き医療人」とは何かを共に考え、研鑽する場として2012年に創設。チーム医療を実践していく上で必要なコミュニケーション能力をはじめ、多職種間の相互支援・連携等を学ぶ。研修医スキルアップセミナー研修医自らが企画、運営して行う。知識・技術の向上と、医療人・社会人としてのスキルアップも目指す。海外研修プログラム(Traveling Fellowship Residency Program)海外の先進的な研修制度や医療事情を体感し、国際感覚を養い、幅広い視野を涵養。毎年約10人の研修医(2年次)が約1か月間参加する。卒後臨床研修指導医養成講習会臨床研修指導医の資質向上と適切な指導体制の確保を目的に毎年1泊2日で開催。医科大学学生の臨床実習(高機能シミュレーターを使用した急変時対応練習)第1期修了者・スタッフ看護補助者研修看護部の各種研修質の高い看護の提供を目標に多くの研修を行っている。看護師特定行為研修(2017年開始)は院外からの受講も可能。新人看護職員研修

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