川崎学園 創立50周年記念誌
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救 急 医 療Since 193川崎医科大学総合医療センター83 初期から二次救急を担い、あらゆる症状の患者を365日24時間体制で受け入れている。救急外来には救急患者専用のCT検査室、重症処置室、初療室、屋上にはドクターヘリや消防ヘリによる患者搬送にも対応できるようヘリポートを有している。特に緊急度の高い脳卒中、循環器疾患は、救急隊や医療機関から直接要請可能なホットラインを設け、専門医が24時間対応している。 2019年10月に「災害拠点病院」に指定。当院の建物は免震構造で、自家発電も都市ガスと重油の二重化にするなど災害に強い機能を有しており、災害発生時に被災地からの傷病者の受け入れの拠点となる。また、DMAT(災害派遣医療チーム)を保有し、派遣体制を構築している。被災後、早期に診療機能を回復できるよう、業務継続計画(BCP)を随時見直していく。屋上ヘリポート救急外来入り口は柳川筋に面していた。Time travel ~歴史を感じる懐かしい写真~救急搬送重症処置室「川崎病院時代の  救急車搬入口」開放病床地域の開業医と連携・共同して患者の治療にあたるための開放病床5床を設けている。利用については登録医制としており、2019年4月現在で151施設、162名の開業医が登録している。

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