川崎学園 創立50周年記念誌
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 川崎医療福祉大学は、日本で初めて「医療福祉」という概念を提唱し、1991(平成3)年4月、医療福祉の総合的・体系的な教育研究機関として開学した。 わが国初の「医療福祉学科」を設置し、「人類への奉仕のあり方を追求し、より豊かな福祉社会の創造的担い手を育成する」ことを教育理念に掲げ、医療と福祉の両分野を統合した高い知識と優れた技能を併せ持つ医療福祉人の育成に取り組んだ。 開設当初は2学部6学科でスタートしたが、より高度で専門性の高い人材を育てるため、川崎医療短期大学の一部学科の4年制への移行に伴う学部・学科の改組を実施した。2017(平成29)年4月には、「子ども医療福祉学科」「臨床検査学科」「診療放射線技術学科」の3学科を開設した。2019(令和元)年度には「保健看護学部」「リハビリテーション学部」を新設して5学部17学科に改組し、教育環境をさらに充実させた。 川崎医療福祉大学は、これからもチーム医療福祉の担い手の育成と、患者のために奉仕する人材の育成を目標とし、そのための教育環境の再構築を図りながら、社会のニーズにしっかり応えられる「医療福祉人の育成」に向けてさらなる飛躍を目指す。大学理念人ひと間をつくる体をつくる医療福祉学をきわめる92―設立の想い―医療福祉を総合的に考え、多様なニーズに応えるため幅広い知識と技能を身につけた専門家の養成を目指す

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