Time travel ~歴史を感じる懐かしいモノ~

川崎学園創立50周年を記念して、卒業生から寄せられた想い出の一品、写真をご紹介します。

06 提供者
大学事務局 経理課より

卓上計算機

ある時、倉庫を片付けている際に棚の奥から発見されたものです。
1973年に購入されたもので、コードをコンセントにつなげると、電源が入って驚きました。昨今あまり見ない緑色の画面もレトロで懐かしい感じです。
現在の経理課では、使用した記憶がある人はおらず、随分と長い間倉庫で眠っていたようです。
(購入時期 1973(昭和48)年8月)
商品名:シャープコンペット(EL-815S)
購入価格:約2万円
画面桁数:8桁(現行の電卓は12桁)
大きさ:約19cm×約22.5cm×高さ7.5cm
製品状態:電源接続時に、接触不良で通電しない場合が時々あり。コードの根元を触ると通電して復活します!
番号キーは接触良好で普通に計算できます。画面上の欠損部分もなく、数字が全て表示されます。

*カワサキトリビア* ―昭和レトロな電卓―  懐かしい逸品を紹介してきたこちらのコーナーのトリとして、川崎学園大学事務局内に眠っていたお宝?が登場しました。
電卓といえば、今はソーラー式が主流ですが、なんとこの「卓上計算機」には、「電気コード」がついています(ということは、“家電”になるのでしょうか)。現代の一般的な電卓の約4倍ほどの大きさで、存在感もたっぷりです。
古いものでも壊れない限り(多少壊れても修理して)大切に使い続けるのが当たり前の本学園でも、珍しい逸品です(ちなみに、事務机や事務椅子は、1970年代のものが多数あります)。
まだ緑色の文字が浮かび、使用可能なため、一応”現役”のご長寿備品ということになります。
国家公務員の大卒初任給が5万円台だった時代に、約2万円という購入価格はなかなかのもの。
業務で必要といっても、一人一台というわけにはいかなかったのでしょう、当時の経理課職員の必需品はそろばんだったそうです。
学園の経理課の発展を見守る存在として、これからも大切に保管してほしいものです。

05 提供者
川崎医療短期大学  医療秘書科 平成元年卒 T.Oさんより

皆勤賞の置時計

川崎医療短期大学の卒業時に皆勤賞でいただいた置時計です。
私と一緒に何度か引っ越しをして、現在も変わらず時を刻んでいます。
(1989(平成元)年3月)

卒業記念のテレホンカード

卒業記念にいただいたテレホンカードです。
このテレホンカードは使用後、思い出の写真と一緒にアルバムに入れて保管しています。
(1989(平成元)年3月)




*カワサキトリビア* ―川崎医療短期大学 卒業にまつわる思い出の品―  医療短期大学といえば、昔から、どの学科も月曜から土曜まで講義や実習がぎっしり詰まったハードなカリキュラムとして知られていました。T.Oさんは、2年間休まず学校へ通い皆勤賞をいただいたとのことで、置時計を見ると、苦しくも楽しかった短大での日々を思い出されているのではないでしょうか。
 そして、携帯電話がなかった当時、“テレホンカード”は生活に欠かせない必需品で、様々なデザインのものを持ち歩いていました。医療秘書科卒業記念品のテレホンカードは、女性が多い学科ならではのきれいなデザインですね。
 医療秘書科はのちに改組して川崎医療福祉大学医療秘書学科となりましたが、最近の当学科の卒業記念品としては、マウスパッドやUSBメモリなどが選ばれているそうです。卒業記念品から見ても時代の変化を感じ取れます。


04 提供者
川崎医療福祉大学 医療福祉学部 臨床心理学科 平成9年卒業生さんより

川崎医療福祉大学 合格通知

平成5年度入学試験の合格通知です。
現在まで大切に保管しています。
(1993(平成5)年度入試)

川崎医療福祉大学
第3回入学宣誓式 式次第

平成5年4月6日に行われた
「第3回入学宣誓式」の式次第です。
(1993(平成5)年)





*カワサキトリビア* ―川崎医療福祉大学 入学までの思い出の品 ― 受験生にとっても、大学にとっても、「入試」「入学式」は、とても重要な行事。
人生において、最も有意義で学びの多い時間を過ごす場所として、“川崎”という場を選んでくれた学生達と大学が出会う瞬間です。
卒業して何年経っても大切に保管してくださっている臨床心理学科の卒業生さんからのご提供です。

合格通知も、開学当時(約30年前)は、学科名等がハンコで押されており、どことなくぬくもりが感じられますね。
ハンコを押す職員は緊張感でいっぱいになりながらも、合格通知を待ち望む受験生のために1枚1枚丁寧に押していました。
入学式(入学宣誓式)式次第は、今も昔も川崎医療福祉大学のテーマカラー“オレンジ色”の表紙ですが、現在の式次第よりも一回り小さいサイズでした。


03 提供者
川崎医科大学 昭和60年卒 F.Sさん

第30回西日本医科学生総合体育大会
柔道団体優勝メダル

第30回西医体で柔道団体優勝したときに、個人に渡されたメダルです。
昭和53年の夏、初めての西医体だったので余裕もなくどんどん試合が進んでいきました。キャプテンや先輩方をはじめ抜群に強い部員の活躍、OBの先生方の応援もあり、団体優勝することができました。

さらにこの年の秋には全日本医科学生体育大会(全医体)も行われ、この大会でも優勝することができました。
(1978(昭和53)年)

第35回西日本医科学生総合体育大会
の冊子

冊子に記載されている各クラブの登録された選手の名前や顧問の先生方の名前を見ると当時が懐かしく思い出されます。
(1983(昭和58)年)

*カワサキトリビア*
―西日本医科学生総合体育大会―
通称「西医体」は、西日本のすべての医学部が参加する医学生のスポーツの祭典で、医学部の運動部が目標とする最も重要な大会です。毎年8月を中心に開催され、今年は第72回大会が鳥取大学を主幹校に開催予定でしたが、コロナ禍により残念ながら中止となっています。 一部の競技では、「全日本医科学生体育大会王座決定戦(全医体)」で東日本と西日本の上位校が対戦しますが、そこで優勝するという快挙を医科大学柔道部が成し遂げた、輝かしい歴史があったのですね。

02 提供者
川崎医科大学 昭和59年卒 T.Mさん

学園祭「医学展」の冊子

当時の冊子紙面は手書きで作成されていました。
川崎学園祭恒例の「医学展」は、
医学・医療に関するテーマで毎年開催されていて、
川崎ならではの人気の行事となっています。

*カワサキトリビア* 
―医学展―
40年前の医学展パンフレットという貴重な逸品です。
テーマ「年齢と健康」に沿って、「Ⅴ.アルコールとタバコ(15~29歳・男性)」「Ⅶ.高血圧と動脈硬化(50歳~)」等、興味深い内容で章立てられており、文章のほかに、細かい数字が入った表やグラフ、臓器や動物の挿絵など、全83ページのほとんど全てが手描きであることに驚嘆します。
今なら誰でもパソコンで簡単にプロ仕様のものが作成できますが、「オール手描き」の醸し出す独特の雰囲気とオリジナリティには勝てないですね。

01 提供者
川崎医科大学 昭和52年卒 J.Tさん

川崎学園祭「Music Festival」
のチケット

学園祭で荒井由実と上田正樹のライブが開催されました。
(1975(昭和50)年 第1回川崎学園祭)

*カワサキトリビア* 
―川崎学園祭―
開学の1970(昭和45)年、「第1回 川崎医科大学大学祭」が開催されました。
その後、1975(昭和50)年からは「川崎学園祭」に名称を変え、学生・教職員が一体となって企画し、祭りを盛り上げています。

こちらのライブチケットは「第1回 川崎学園祭」のときの貴重な逸品。荒井由実時代のユーミンさん上田正樹さんのライブという、今では想像できないほど豪華な顔合わせの上、チケット代がまさかの500円です。

ちまたでは、川崎学園祭でライブをしたアーティストは必ず大ヒットを飛ばして売れるといわれており(先見の明あり!)第1回からその歴史は始まっていたと言えますね。

想い出の写真

当時は空前のボウリングブーム。
ボウリング部では、
早朝から練習をしていました。
(1976(昭和51)年 サンフラワーボウルにて)

*カワサキトリビア* 
―サンフラワーボウル―
医科大学から徒歩10分の場所にある「サンフラワーボウル」には、おそらく川崎学園の教職員、学生のほとんどの人が一度は足を踏み入れたことがあるのではないでしょうか。

教職員ボウリング大会の開催や学生グループ、趣味の仲間などで日頃から楽しませていただいています。

こちらの写真から、1970年代にはすでにサンフラワーボウルが存在していたということがわかります。
川崎学園とともにサンフラワーボウルも長年にわたって、地域に愛され親しまれてきたということですね。