学園祭によせて



人 作 体 作
川崎医療短期大学 学長 小池 将文

 川崎学園は、2年後のオリンピックイヤーの年に創立50周年を迎え、そのスローガンは「かわらぬ思い、このさきも」と決まりました。これを四字熟語で表すと、「不変不朽」あるいは芭蕉のいう「不易流行」がふさわしいようにも思いますが、最近は学園祭のテーマに既存の四字熟語の漢字を入れ替え「笑顔満祭」「一彩合祭いっさいがっさい」などの新作四字熟語が採用されています。そこで、川崎学園の各施設の建学の理念になっている3つの言葉のうち、共通する「人をつくる、体をつくる」を四字熟語にして「人作体作」をつくってみました。
 西郷どんがこよなく愛し、同郷の学園創設者川﨑祐宣先生が座右の銘にされていた「敬天愛人」の四字熟語に込められた意味に思いを馳せ、創意工夫に満ちた明朗闊達な学園祭になることを祈っています。そして参加された皆さんが、前途洋洋たる未来に向けて人間性を磨き、心から楽しんでいただける場になれば幸いです。