学園祭によせて



学園創設から約半世紀そして多職種連携を目指す、「一彩合祭いっさいがっさい
川崎医科大学 学長 福永 仁夫

 1970年 倉敷・松島の地に、川﨑祐宣先生が、「確かな方向性と燃えるような情熱を持って、教育・医学・医療福祉の学園」を創設されて、約半世紀が経ちました。この間、医療人の教育を受けた多くの卒業生が社会に輩出されました。また、近年は多職種連携教育の必要性が強調されていますが、学園では、新入生に対してその第一歩として、入学後早期に全員が参加し、学園の概要、川﨑祐宣先生の紹介、「多職種連携のいざない」などのプログラムから構成される入学時合同研修が行われています。
 今年の学園祭のテーマは、「一彩合祭いっさいがっさい」ですが、「一切合切いっさいがっさい」を連想させます。「一切」も「合切」も残らずの意味であり、同義語を重ねることにより、強調しているとのことです。「一彩合祭いっさいがっさい」は、学園の歴史とそこで学ぶ、全ての学生が想いを共有し、学園祭に参加しようという、強い意思を感じます。同時に、テーマを考案された、若い世代の柔軟な感性に敬意を表しますとともに、学園祭の盛会をお祈りします。