学園祭によせて



第45回川崎学園祭へよせて
学校法人 川崎学園 理事長 川﨑 誠治

 爽やかな秋の訪れとともに、今年も恒例の学園祭を迎えました。
 今年度も学生諸君や教職員の皆さんの参加はもちろんのこと、多くの地域の皆様のご参加をいただき、第45回川崎学園祭を盛大に開催できますことを、大変喜ばしく思います。
 昭和50年の第1回学園祭以来、私たちが一貫して求めてきたものは、学生や教職員が日頃からお世話になっている地域社会の皆様への感謝の気持ちをお伝えし、親睦・交流の機会となる学園祭を創り上げることです。
 さて、今年度の学園祭の統一テーマは「励輪れいわ」です。今年は「平成」から「令和」へと時代が変わりました。学園祭を学生全員がより良いものにしようと“励”む姿や、互いに助け合い、協力しながら繋がっている“輪”のような結束を表し、川崎学園の特色でもあるチーム医療が、職種に関わらず連携をしながら成り立つことを、学園祭を通じて患者さんや地域の方など多くの人に感じてもらいたいという願いが込められています。
 私たち川崎学園の教職員と学生は、創設者川﨑祐宣の「人間ひとをつくる 体をつくる 医学をきわめる」の理念を受け継ぎ、各施設が緊密な連携のもと、優れた知性と豊かな人間性を兼ね備えた良き医療人の育成を目的として、優れた医学教育、医療福祉・医療技術教育に取り組んでまいりました。
 そして、本学園は2020年に創立50周年を迎えます。50年の「かわらぬ思い」を胸に、これからも医学・医療・医療福祉の充実発展に取り組み、「開かれた学園」を目指し、地域社会へ貢献していきたいと考えております。
 教職員と学生とが心を一つにして、統一テーマ「励輪れいわ」にふさわしい学園祭となるよう願い、ご挨拶とさせていただきます。