第5回 川崎学園 市民公開講座 開催の様子

2018/9/8 第5回「肺の生活習慣病-COPDとは-」

9月8日(土)午後2時から、くらしき健康福祉プラザにおいて、 附属病院の中田昌男副院長を座長として、第5回川崎学園市民公開講座を開催しました。 今回は「肺の生活習慣病− COPDとは−」をテーマに、中田副院長、 呼吸器内科 白井亮医長、 看護部 赤木裕子看護師、リハビリテーションセンター 千野根勝行副主任理学療法士の4名が講師を務めました。
COPDとは「慢性閉塞性肺疾患」を表す総称であり、その概説からタバコがもたらす害や禁煙治療について、 疫学・病態・症状・診断,日常生活におけるケアやセルフマネジメント、呼吸法・呼吸リハビリテーションの 実践指導など、様々な観点から講演が行われました。190名の参加者は熱心に聞き入り、 最後に全員で息を合わせて呼吸法を実践して、深い呼吸による姿勢や体調の改善効果を体感しました。
また、会場では当院から持参したスパイロメーターを使用して「肺年齢測定」を無料で実施しました。 測定された「肺年齢」に喜ぶ方、驚く方と様々でしたが、 ご自身の健康状態を確認する良い機会となり、 講演終了後も測定を希望する方の行列ができて大いに賑わっていました。
当日はあいにくの天候でしたが、降りしきる雨のなか、 会場に足を運んでいただいた市民の皆様にはご満足いただけたことと思います。