学園祭によせて
川崎学園互助会幹事長
幹事長 近 藤 芳 朗
今年の学園祭のテーマは「ROOTS 〜新たなスタート」です。川崎学園のように、いわゆる大学祭に教職員・病院などが参加している大学・学園は稀有なことではないかと思います。昭和45年(1970)川崎医科大学と附属高校が創設され、昭和48年(1973)には医療短期大学と附属病院、翌年にはリハビリテーション学院が創設されました。当初は各施設で大学祭・文化祭など個別に開催していたのですが、少し盛り上がりに欠けていました。昭和50年(1975)医科大学の学生が6 学年まで全学年揃ったのを機に職員もバックアップして学園祭を開くことになりました。この年が学園祭ROOTSの年で、第1回の学園祭が開かれた年であります。平成3年(1991)には医療福祉大学が創設され学園祭に参加しました。今年で学園祭は36回目を迎えるに至りました。このような経緯で互助会のクラブも参加することになったのです。
さて、今年のワールドサッカー日本代表チームの活躍は記憶に新しいところですが、このチームの活躍の秘密はチームワークの良さにありました。川崎学園祭も原点に返り、各施設内や施設間で団結し、チームワークの良さを発揮して新たなる学園祭のスタートが切られることを期待します。
川崎学園互助会の会員は各施設の職員から成り、現在、約2,400人の会員がいます。互助会はクラブ活動の援助も行っており、運動部と文化部合わせて30余りのクラブがあります。各クラブは施設間の垣根を越え一つになって活動しており、今年も茶道部(裏千家)、盆栽部、かな書道部、華道部未生流、華道部小原流、華道部嵯峨御流、パッチワーククラブ、料理クラブが学園祭に参加いたします。この1年間の成果を披露いたしますので楽しんでいただき、良い学園祭となることを祈っています。