学園祭によせて

創立５０年を目前にして

川崎医療短期大学　学長　小池 将文

　ソロ・デュエット・トリオ・カルテットは、音楽用語で、独奏（唱）・二重奏（唱）・三重奏（唱）・四重奏（唱）を意味します。そして、音楽の3要素といえば、リズム（節奏）・メロディー（旋律）・ハーモニー（和声）です。

　創立47年を迎えた川崎学園は、2つの医療機関を有し、医科大学・医療福祉大学・医療短期大学・リハビリテーション学院の4つの教育施設で医療福祉分野の有為な人材を育成してきました。現在は、多職種連携、地域包括ケアの時代で、それぞれの専門職の人たちが協働する時代です。この要請に応える最もふさわしい組織が川崎学園であり、創立50周年の4施設協働の大合奏に向けた地ならしとして、今回の学園祭のコンセプトを「カルテット」のネーミングにしたのは素敵なことです。不協和音にならないで4拍子そろった楽しい演奏が、学園内に鳴り響くことを心より期待しています。