コンセプト

学園祭によせて

川崎学園と「カルテット」
川崎医科大学 学長 福永 仁夫

 第43回川崎学園祭の統一テーマが「カルテット」に決まり、学園の学生・教職員と、地域の皆さんや参加される方達とをつなぐ絆を象徴していると思います。

 「カルテット」は四重奏や四重唱のことで、たとえば弦楽四重奏では4人の奏者が3種類(バイオリン、チェロ、ビオラ)の弦楽器で演奏し、多くの秀れた曲が知られています。

 今回のテーマ「カルテット」は、医科大学、医療福祉大学、医療短期大学、リハビリテーション学院の学園内4施設の学生が協力して、学園祭を行うことを表しています。

 また、学園創設者の川﨑祐宣初代理事長は「教育・医学・医療・福祉」の4つの分野が国の根幹をなすと考え、1970年「医療人」の養成を目標として学園を開設しました。爾来、40年以上に亘り、多くの卒業生が研鑚を積み、大きく成長して巣立ち、社会で活躍しています。

 異なる専攻の学生は学園祭の準備を通して「カルテット」、つまり4施設の共同作業の必要性を実感し、将来の多職種連携の礎になればと願っています。

 学園祭を通して、4施設の協力と、地域の皆さん方との交流が、「カルテット」のように美しく奏でられることを期待します。

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