学園祭によせて
川崎学園理事長
理事長 川 﨑 明 德
このたびの東日本大震災で、お亡くなりになられた方々に心からのお悔やみを、被災された方々にお見舞いを申し上げます。また、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
今、日本は、戦後最大の国家的危機に直面しています。この危機を乗り越えていくためには、国民みんなが、被災地の復興のために心を合わせて協力をしていくことが何より大切であります。その意味で、今年の川崎学園祭の統一テーマが「つながり」となったことは意義深いものがあります。
川崎学園は、本年4月1日から川崎医科大学附属川崎病院の診療業務を承継しました。これにより、川崎学園は、川崎医科大学、川崎医科大学附属病院、川崎医科大学附属川崎病院、川崎医療福祉大学、川崎医療短期大学、川崎医科大学附属高等学校、九曜学園川崎リハビリテーション学院の七つの施設を擁する西日本最大級の教育・医療・福祉の総合学園となりました。
今年の学園祭の統一テーマである「つながり」には、これら七つの施設が、各々の社会的使命を達成しながら、川崎学園の建学の理念のもと、相互に補完し合い、まとまりのある総合学園として発展していこうとする決意も込められていると聞いています。
今回の学園祭において、学生諸君や教職員の皆さんは、従来のプログラムに加えて、統一テーマ「つながり」に沿った特別企画を立てて、被災地の皆さんを励まそうと頑張っています。こうした思いがご来園の皆様に確実に伝わる学園祭となることを期待します。
学生諸君や教職員の皆さんの参加はもとより、多くの地域社会の皆様のご来園をいただき、第37回川崎学園祭を盛大に開催できますことに対しまして深く感謝申し上げます。