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学園祭によせて

川崎医療短期大学学長

二つのビッグバン

川崎医療短期大学 学長 山口 恒夫

川崎医療短期大学 学長 山口 恒夫

私ども日本人は、第二次世界大戦終結直前の1945年8月、有史以来、初めてのビッグバンを経験いたしました。それは、広島と長崎に投下された原子爆弾による核爆発で、壊滅的な破壊がもたらされました。それから67年後の昨年3月、第2のビッグバンを経験いたしました。それは、東北地方太平洋沖地震に起因する福島第一原発の水素爆発で、津波による直接的な破壊とともに甚大な被害がもたらされました。

最初のビッグバンによる被害から立ち直るためには、私どもはどのようなことが求められたのでしょうか。改めて振り返って見ますと、それは努力、忍耐、工夫そして長い時間であったと思います。第2のビッグバンから立ち直るためにはどのようなことが求められるでしょうか。それはやっぱり、努力、忍耐、工夫そして時間だと思います。学園祭のテーマである「NEXT」は、立ち直りに必要なギヤチェンジ役になるのではないでしょうか。