私は、本年4月に川崎学園理事長に就任しました川﨑誠治でございます。教職員や学生の皆さんはもちろんのこと、地域社会の皆様の多大なご支援・ご協力をいただき、川崎学園が今日の姿へと充実・発展してまいりましたことに対し、心から感謝を申し上げる次第であります。

川崎学園は、「人間をつくる、体をつくる、医学をきわめる」を建学の理念に掲げ、人間性豊かな良き医療・福祉人の養成を目的とし、優れた医学教育並びに医療福祉・医療技術教育の実現と附属病院での診療をとおして、社会への貢献をしてまいりました。

現在、学園では、七つの施設が、学園の建学の理念のもと、各々の社会的使命を果たしながら、相互に補完し合い、まとまりのある総合学園として、次の時代に向けてさらに発展していこうとしています。

その発展の一つとして、学園は、岡山市にある附属川崎病院を、岡山市の中心市街地にふさわしい新病院構想に基づいて新築移転することにし、平成27年度中の開院を目指して、建設準備に着手しました。

今年の川崎学園祭の統一テーマである「ＮＥＸＴ」には、東日本大震災から１年余りが経った後、復興支援に対する日本国民としての「次への一歩、次なる挑戦」の決意が込められているとお聞きしています。

今回の学園祭において、学生諸君は、従来のプログラムに加えて、昨年に引き続き、特別プログラム「東北復興支援展」を企画し、被災地の皆さんを励まそうと頑張っています。こうした思いがご来園の皆様に確実に伝わる学園祭となることを期待しています。

学生諸君や教職員の皆さんの参加はもとより、多くの地域社会の皆様のご来園をいただき、第38回川崎学園祭が盛大に開催できますよう祈念いたしております。