地域貢献REGIONAL CONTRIBUTION

医療支援

2015/04/25医療支援

ネパール大地震被災者治療活動【川崎医科大学附属病院】


 4月25日(土)ネパールの首都カトマンズを直撃した大地震(M7.8)にJICAのJDR(Japan Disaster Relief Medical Team)医療チームの一員として鼠尾弘恵看護師(川崎医科大学附属病院 高度救命救急センター)が派遣されました。
 8,000人を超える死者と800万人を超える被災者に国際的な救援が必要とされ、鼠尾看護師は、緊急支援の要請で第一陣として現地に向かいました。救援活動を行ったバラビセ村は、山岳地帯でインフラが十分でない状況でしたが、日本の援助隊が診療するという情報を聞きつけ10時間もかけて診療を受けに来るなど、日本の医療チームに対する期待の高さが分かりました。診療をした患者は645名で、うち手術は12件、外傷者が多かったということです。JICAで、いつでも出動できるように自己鍛錬や医療チームの訓練を重ねてきたことが、救援活動においてプロの集団としての実践につながったとのことです。