川崎学園のあゆみHISTORY

前史1938~1969

~学園の歴史は街の診療所から始まった~
一人の公立病院の勤務医が小さな医院を開業した。
「街中に、夕方診てくれる外科ができたそうな」「市民病院の川﨑先生が診てくださる」
医院の患者は次第に増加し、地域の評判となった。

1938年昭和13年

2月22日
外科昭和医院 開業 院長 川﨑祐宣 岡山市富田町13

1939年昭和14年

2月15日
外科川﨑病院 開院 岡山市西中山下15、 ベッド数35床、 祐宣院長35歳
院是「患者に親切」

1941年昭和16年

病院拡張、ベッド数80床
太平洋戦争はじまる
【写真】病院の職員と家族

1946年昭和21年

病院再建
岡山市西中山下89、 ベッド数150床
【写真】現地に再建された病院
「一年を通じて、休診日はありません。一日昼夜を通して、診療をしております。ご遠慮なく、いつでもお出かけください」

1948年昭和23年

  • 分院開院(外科・耳鼻咽喉科診療)
    岡山市上伊福53

1950年昭和25年

8月
財団法人川崎病院 設立 〜個人から法人へ~
〈街の声〉
「川﨑先生は、川﨑病院をそっくり法人に寄付されたそうだ。欲のない人だ。これからどうしてやって行かれるのだろう。」「それ程意気込まれている川崎病院だ。世間に役立ついい医療をなさるにちがいない。」

1952年昭和27年

5月
「病気の人には救いの手を、医療機関の皆さんには感謝を」(「病院の日」を提唱した三木岡山県知事のメッセージ)

1954年昭和29年

10月
祐宣院長、欧米視察(~1955年4月)約半年かけて先進外科医学及び福祉施設を視察
〈主な視察先〉
・メイヨークリニック ・ミネソタ大学 ・イギリスのガイスホスピタル(医学博物館) ・スウェーデンのジードホスピタル(緑に包まれた環境) ・ドイツのデュッセルドルフ大学(心臓外科のメッカ)
【写真】視察中の祐宣院長

1956年昭和31年

6月
財団法人 旭川荘 設立(1959年、社会福祉法人となる)

1960年昭和35年

3月15日
総合病院川崎病院 開院
ベッド数470床、職員数135名
【写真左】1966年5月
【写真右】秩父宮妃ご訪問1961年7月

1966年昭和41年

  • 3月病院東館の新築
    ベッド数800床、岡山がんセンター、岡山救急災害センター併設

1968年昭和43年

本史1970~1989

1970 学園の誕生
それは、創設者 川﨑祐宣の
「真に医師といわれるにふさわしい臨床家を養成して世に送りだしたい」
そんな思いから始まった。

1970年昭和45年

3月17日
学校法人川崎学園 設立認可
川崎医科大学 設置認可
川崎医科大学附属高等学校 設置認可

1971年昭和46年

1973年昭和48年

4月1日
川崎医療短期大学 開学
初代学長 川﨑祐宣就任
【写真】川崎医療短期大学第1回入学式
  • 10月20日川崎医科大学校舎棟及び本館棟落成記念式
  • 11月30日看護婦寮、二子職員住宅竣工
12月17日
川崎医科大学附属病院 開院(各科外来開設)
初代院長 川﨑祐宣就任
【写真】開院時の川崎医科大学附属病院

1974年昭和49年

4月1日
川崎リハビリテーション学院 開校
初代学院長 水野祥太郎就任
  • 7月20日篤志献体団体「くすのき会」発足

1976年昭和51年

  • 4月1日川崎医科大学大学院 開設

1979年昭和54年

1981年昭和56年

1月31日
現代医学教育博物館 完成
【写真左】現代医学教育博物館(来館者へのレクチュア)
【写真右】現代医学教育博物館(館内を見学する来館者)

1983年昭和58年

進む日中医学交流

1978(昭和53)年、日中平和友好条約が締結されたのを機に、川﨑祐宣理事長は中国医学界や医療関係機関との活発な交流を展開した。その背景には理事長の中国に対する次のような思いがあった。
◇ わが国は2千年の長きにわたり、中国から計り知れない文化的恩恵を受けている。
◇ 医学を通じて中国へ温かい手をさしのべ中国医学の現代化に役立てば、それは日中友好の一助にもなる。
◇ われわれの力は小さいが、その小さな努力は必ずや日中両国民の末長い幸せにつながることになる。

1986年昭和61年

川崎学園の研修・保養施設。
関金温泉郷の中にあり、敷地内に源泉を有する。単純泉のラジウム温泉。2階建てで、部屋数4。延床面積は約350㎡。

1988年昭和63年

3月31日 川﨑明德 川崎学園理事長に就任

本史1990~現在

川崎医療福祉大学 開学
川崎医療福祉大学の開学式が4月11日午後2時半から同大学で行われ、川﨑理事長が「医療と福祉を総合した全国でも初の4年制大学だけに、文部省も苦労されたようだし、学園側も大変努力して開学にこぎつけた。 それだけに立派な人材が育つよう全力投球で頑張らなければならない」とあいさつ。長野士郎岡山県知事ら来賓が祝辞を述べた。

1990年平成2年

  • 11月1日川崎医科大学附属病院 老人性痴呆疾患センター設置病院として指定
  • 12月21日川崎医療福祉大学設置認可(2学部6学科)

1994年平成6年

3月1日
川崎医科大学附属病院 高度救命救急センターとして認可
【写真】川崎医科大学附属病院高度救命救急センター

1996年平成8年

  • 4月1日倉敷市立庄中学校の院内学級 開設
    川崎医療福祉大学大学院修士課程 開設(2研究科6専攻)
  • 6月2日川崎学園創設者 川﨑祐宣逝去(92歳)
  • 7月6日川﨑祐宣学園葬

1997年平成9年

  • 1月14日川崎医科大学附属病院 災害拠点病院(地域災害医療センター)に指定

1999年平成11年

2001年平成13年

4月1日
川崎医科大学附属病院ドクターヘリ導入促進事業開始
川崎医療短期大学介護福祉科 開設
【写真】川崎医科大学附属病院ドクターヘリ導入促進事業開始式

2002年平成14年

  • 6月1日川崎医科大学附属病院医療安全管理部の設置
  • 6月3日川崎医科大学附属病院 岡山県高次脳機能障害支援モデル事業地域拠点病院として指定
8月31日
川崎医科大学附属病院西館棟竣工
【写真左】西館棟(写真右)竣工直後の附属病院前景(左端は医科大学校舎棟)
【写真右】西館棟西面

2004年平成16年

  • 4月1日川崎医科大学附属病院 地域リハビリテーション推進事業
    岡山県支援センターとして指定
4月5日
川﨑祐宣記念講堂 竣工

2005年平成17年

2006年平成18年

  • 2月3日川崎医科大学共用試験(CBT、OSCE)の正規導入(第4学年)
  • 10月1日川崎医科大学附属病院 岡山県高次脳機能障害支援普及事業における支援拠点機関として指定

2007年平成19年

2008年平成20年

2009年平成21年

3月3日
川崎医科大学附属病院北館棟竣工
【写真】川崎医科大学附属病院北館棟

2012年平成24年

3月31日 川﨑誠治 川崎学園理事長に就任、川﨑明德 名誉理事長・学園長に就任
【写真】川﨑誠治理事長

2016年平成28年

12月1日 川崎医科大学総合医療センター 開院

2018年平成30年

4月1日 幼保連携型認定こども園 かわさきこども園 開園

2019年令和元年

9月29日
川崎学園学生寮「このはな寮」開寮

2022年令和4年

4月1日 川崎医療短期大学 新校舎棟利用開始

2023年令和5年

4月
川崎学園学生寮「中山下レジデンス」開寮
9月1日 川崎医科大学高齢者医療センター 開院