全国唯一の医科大学附属高等学校である「川崎医科大学附属高等学校」では、高等学校の3年間だけでなく、医科大学での6年間も含めた「9年一貫教育」を実践しています。
附属高校での3年間は、「良医になる」という目標を意識した教育を展開します。医科大学での授業をはじめ、医学に対する基礎を固める充実した3年間を過ごすことで、その先の6年間の学びを、より深く実り多いものとします。
1970年に開学した川崎医科大学の2つの附属病院「川崎医科大学附属病院」と「川崎医科大学総合医療センター」では、臨床教育実習の受け入れを行うなど、将来の良き医療人の育成に努めてきました。このような背景から、学生にとってより実践的な実習ができる教育病院となっています。
特に、チーム医療を実践で学ぶのに適した環境で、診療科間の垣根が低いだけでなく、医師以外のメディカルスタッフともお互いに敬意を持ち、多職種が連携する環境が伝統として受け継がれています。
2つの大学病院「川崎医科大学附属病院」「川崎医科大学総合医療センター」で医療現場での実践的な実習を行います。
そこでは、様々な専門職種が連携するチーム医療を実際に体験しながら学ぶことができます。
大学病院に在籍している専門職員(スペシャリスト)が各施設の教員も兼務しており、現場での実務を踏まえた指導を行っています。
「川崎医療福祉大学」では、「かわさきこども園」と連携して保育士・幼稚園教諭をはじめとした、あらゆる子どもと保護者に寄り添う人材の育成を行います。
このような人材の育成により、社会問題となっている待機児童の解消や、子育て支援といった社会に資する取り組みを行います。
1970年4月 創設者川﨑祐宣の「患者や社会に信頼される『良医』を世に送り出したい」との決意から
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これまでに世に送り出してきた数多くの人間性豊かな卒業生が、患者さんから信頼される医師として各地の地域医療の第一線で活躍している。
高度化、多様化する医学・医療に対応するため、中央研究センターに5つのユニットを配置し、共同研究・研究活動の拠点としている。 学内では共同研究を推進する「プロジェクト研究」を推奨しており、科学研究費助成事業や日本医療研究開発機構(AMED)から多数の助成を受け、国際的な研究を目指している。
1938年 学園創設者川﨑祐宣が「年中無休、昼夜診療」を信条として外科昭和医院を開業。1950年には財団法人川崎病院を設立した。この川崎病院を母体として、社会福祉法人旭川荘(1957年設立)や、学校法人川崎学園が創設された。
24時間体制の救急医療を中心に地域に密着した医療を提供し続け、2015年6月、岡山県から「地域医療支援病院」として承認を得る。そして2016年12月、「救急医療」、「高度専門医療」、「リハビリテーション」を3本の柱に、名称を変更して開院した。(病床数:647床)
1973年12月"医療は患者のために"の信条のもと、近代医学の粋と、温かい愛情と、快適な設備を完備して、患者さんの信頼にこたえる病院を目指して開院した。
1994年4月には厚生労働省より、高度医療を提供する「特定機能病院」として承認され、地域の医療機関と一層の連携を深めながら高度医療の責務を果たすとともに、患者さん本位の医療を提供するための努力を重ねている。(病床数:1,182床)
1974年4月、真に有為にして実力のある理学療法士・作業療法士を養成し、医学界ならびに社会へ貢献することを目的として開学した。
豊かな人間性を有した実力ある卒業生たちは、各施設で指導的な役割を担って活躍している。
1973年4月、卒業後直ちにチーム医療の場で活躍できる高度な専門知識と技術を持ち、豊かで幅広い教養を身につけた専門技術者の養成をめざして開学した。
メディカルスペシャリスト育成のパイオニア的存在として、現在も他学に類を見ない教育環境を活かし特色ある実践教育を行っている。
2022年4月、開学以来培ってきた教育実績と伝統を継承し、川崎学園発祥の地(旧川崎医科大学附属川崎病院跡地)で新たな学びをスタートした。
1991年4月、日本で最初の「医療福祉」の概念に立つ4年制大学として、また、世界で初の医療福祉系総合大学として開学した。
「人類への奉仕」を目的とする良き医療福祉人を育成するため、熱意ある教員による懇切丁寧な指導体制を整備している。
保育士・幼稚園教諭の養成にも取り組む学園としての高い専門性を生かし、「すべての子どもに質の高い幼児期の学校教育及び保育の総合的な提供を行うこと」を目的として、2018年4月1日に開園した。
未来とともに現在をよりよく生きる子どもが育つ環境を整え、子ども一人一人を大切にした教育・保育に努めるとともに、地域の子育て支援への要望にも応えることで、地域に根ざした園の運営を目指す。
1970年4月 創設者川﨑祐宣の「良き医師を目指すにふさわしい知・徳・体の基礎を育む全人教育の具現」という熱い思いから開校した。
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2023年9月、超高齢社会に対応した「治し支える医療」を目指して開院。複数の疾患を抱えることが多い高齢者の全身を、老年医学の専門医を中心としたチーム医療で総合的かつ全人的に診療するほか、患者の在宅復帰を支援する「地域包括ケア病棟」、在宅療養を支える「在宅療養支援センター」を設置。急性期医療と在宅医療をつなぐ医療機関として、患者の在宅復帰、在宅療養を支援する。同時に、地域包括ケアシステムを支える多職種の医療福祉の専門職も育成する。(病床数:102床)